日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故では、海保機が管制官の指示を誤認して滑走路に進入した可能性や、誤進入を知らせるシステムが作動も管制官が気付かなかったことなどが指摘されている。こうした問題を受け、国土交通省はヒューマンエラーを防ぐための有識者会議を新たに設置し、今月19日に初会合を開くという。会議では誤進入を管制官に知らせるシステムにアラーム音をつけることが可能かどうか、パイロットと管制官の交信時の言葉の使い方の見直しなど、ハード・ソフト両面での検討を進め、夏には中間的な取りまとめを行う予定。