アメリカ・トランプ大統領は14日、自動車への関税について「4月2日あたりかな」と話したが、対象の国や税率などには言及せず詳細は分かっていない。日本も対象になれば自動車メーカーに大きな影響が及ぶ可能性がある。アメリカ・トランプ大統領は日本製鉄によるUSスチールの買収計画を巡り、「過半数に満たない出資なら気にしない」と述べる一方、買収は認めない考えを改めて示した。トランプ大統領は「日本製鉄は社債などで投資するのではないか。しかしUSスチールを外国企業には渡したくなかった」と語った。トランプ大統領は、日本製鉄が社債の購入などUSスチールの経営権に影響しない形で投資するとの見方を示した。ただ日本製鉄はこれまでUSスチールに機密性の高い技術を供与するためには、完全子会社化が必要だという立場を示していて両者の姿勢には隔たりが出ている。アメリカ・ホワイトハウスの次席補佐官は14日、SNSでメキシコ湾の名称を「アメリカ湾」と表記しない方針を決めたAP通信に対し、新たに大統領専用機「エアフォースワン」の取材を禁止したと明らかにした。ホワイトハウスはこれまでAP通信に対し、大統領執務室での取材や13日に行われたトランプ大統領とインド・モディ首相の記者会見への記者の出席を禁止していた。次席補佐官は「AP通信は合法的なアメリカ湾への名称変更を無視し続けている」としたうえで、「無責任で不誠実な報道をする彼らの権利は憲法で守られているが、大統領執務室やエアフォースワンのような空間に自由に出入りできる特権は保障されていない」と強調。