アフリカでは20年以上前から日本のアニメが放送されている国や、アニメファンを集めたイベントが毎年開かれている国もあるなど、若者を中心に多くのファンがいる。アニメや漫画そのものだけでなく、その世界観を体験したいファンも多い。アニメに出てくる食べ物やファッションなども注目されており、関連する幅広い産業でビジネスが生まれる可能性を秘めていると言われている。日本アニメや漫画などのコンテンツの海外売上は、2023年は約5.8兆円で、過去10年で3倍程増加し鉄鋼産業や半導体産業の輸出額を超える規模となっている。政府もコンテンツ産業を基幹産業の1つに位置づけ、2033年の海外での売上高を20兆円にする目標を設定している。アフリカではアニメの輸出額が1億円にも達しておらず、現地の需要を考えるとこれから最も可能性がある市場と言える。
TICATに合わせてイベントを主催したJETROは、日本からの地理的な距離や文化的な違いなどがアフリカではより感じられ、現地のリアルな市場や最新の情報も見えづらいとしている。また、アフリカでは正規の映像配信やグッズなどが限られており現地で手に入りにくく、購入するお金があるにも関わらず海賊版や偽物を手に取る人が多い状況。中東とアフリカでの日本のコンテンツ産業については、海賊版の被害額から推計したもので今後の売上の可能性が2.5兆円から3.9兆円とされている。こうした中、JETROは年度内にナイジェリアとエジプトでポップカルチャーの力を活かした日本製品のPROイベントを実施する予定で、日本企業と現地のファンを繋いでビジネスの喪失を後押ししたい考え。
TICATに合わせてイベントを主催したJETROは、日本からの地理的な距離や文化的な違いなどがアフリカではより感じられ、現地のリアルな市場や最新の情報も見えづらいとしている。また、アフリカでは正規の映像配信やグッズなどが限られており現地で手に入りにくく、購入するお金があるにも関わらず海賊版や偽物を手に取る人が多い状況。中東とアフリカでの日本のコンテンツ産業については、海賊版の被害額から推計したもので今後の売上の可能性が2.5兆円から3.9兆円とされている。こうした中、JETROは年度内にナイジェリアとエジプトでポップカルチャーの力を活かした日本製品のPROイベントを実施する予定で、日本企業と現地のファンを繋いでビジネスの喪失を後押ししたい考え。