手記を残したのは日本赤十字社医療センターに勤めた金田和子さん。17年前に亡くなった。金田さんは看護師長として遺体の検視にあたった。当時を知る山本さんは、身元を確認するため、遺体と対面する遺族の姿を覚えているという。体の一部しかない遺体も多く、遺族から犠牲者の背格好を聞き取り、足りない体の部分を補い、生前の姿に近づけた。金田さんたちは2日で9人に整体を施した。次第に看護師たちの中には、残された家族の心を支えたようという動きが広がった。9歳の男の子を亡くした女性は、看護師たちの姿を今も忘れられないという。
住所: 東京都渋谷区広尾4-1-22
URL: http://www.med.jrc.or.jp/
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