FRBは26日、0.25%の利上げを決定した。政策金利は5.25%~5.5%の幅となっていて22年ぶりの高い水準となった。前回の6月の会合では「それまでの金融政策を評価するため」などとして利上げを見送ったが、今回再開に踏み切った。インフレ率は鈍化傾向が続いていて、先月jの消費者物価指数は3.0%の上昇と、2年3か月ぶりの低い水準となった。ただ、FRBが目標とする物価水準を依然として上回っているうえ、インフレの要因である人手不足や賃金上昇が続いている。FRBのパウエル議長は「雇用は依然として引き締まった状態。労働市場のバランスは改善しているがインフレ率を2%に戻すには長い道のりだ」と話した。また「追加利上げについては経済指標をみて、会合ごとに判断していく」という考えを強調した。一方日銀は今日午後から2日間の日程で金融政策決定会合を開くとのことで、物価が想定より上振れして推移する中、金融緩和策の効果や副作用を議論する見込みで、どのような決定をするのか注目されている。
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URL: http://www.boj.or.jp/
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