日銀本店前より中継。日銀の金融政策が大きな転換点を迎えようとしている。初日の会合は植田総裁など9人の政策委員が出席し、このあと始まる見通しである。日銀は条件として”賃金と物価の好循環の実現”を挙げ、春闘の動向を注視しているが、連合の集計では賃上げ率が5.28%と33年ぶりの水準となった。日銀内では環境は整いつつあるとみている。初日は国内外の経済や賃金・物価の情勢について意見を交わす。そして明日は2%の物価安定目標の実現が見通せるかを見極めたうえで、金融緩和策の柱となってきた金利政策のイールドカーブ・コントロールの枠組みの変更などを検討する。マイナス金利を解除して金利を引き上げれば、17年ぶりとなる。市場では日銀が金融政策を転換しても緩和的な金融環境が続くという見方が大勢で、今日の東京株式市場で日経平均株価は一時900円以上値上がりしている。経済や金融市場への影響も予想されることから、日銀の判断が焦点となる。
住所: 東京都中央区日本橋本石町2-1-1
URL: http://www.boj.or.jp/
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