明治安田生命は学資保険の予定利率について今年12月の契約分から予定利率を今の0.75%から1.3%に引き上げる。これにより、たとえば0歳の子どもがいる30歳男性が子どもが18歳になったあと受け取る総額を280万円に設定して契約した場合、月々に支払う保険料がこれまでより1700円程度・10年間で20万4000円余安くなるという。この学資保険は2015年の販売開始時に予定利率を1.5%に設定したが、翌年の日銀のマイナス金利の導入を受けて2017年に0.75%引き下げていた。ただ、日銀が今年7月に金融政策の運用を柔軟化したことを受けて長期金利の上昇傾向が続いていることから今回利率を見直した形。保険商品をめぐっては住友生命が今月38年ぶりに個人年金保険の一部の予定利率を引き上げていて、長期金利の上昇を受けて金融機関の間で商品内容を見直す動きが相次いでいる。