きょうの経済視点は「米中首脳会談」。来週サンフランシスコで開催される首脳会議に合わせ米中首脳会談が行われる。ただ、大きな成果は期待できない。両首脳は衝突回避では一致しているが競争の管理というアメリカの主張に対して中国は納得していない。アメリカが先端半導体の輸出規制など競争で優位に立とうとする措置をするが、中国は反発する。そして関係悪化のモメンタムが生じるという繰り返しになってしまっている。具体論に入っていくと閣僚級の協議や実務者の会合では歩み寄りが出来ない。そして1年経ってしまうという繰り返しになる恐れが払拭できない。関係の安定化は難しいなどと解説した。もうひとつは「日米株価再逆転?」。日経平均がニューヨークダウを上回る可能性が出てきた。差が1900ポイントを切ってきた。先週の雇用統計の中身自体ははっきり言って悪い。消費者マインドも低下してきている。となると逆転も近いのでは?などと話した。