株価の上昇が続いている。日経平均株価は先週金曜日には一時3万7000円台をつけた。大手証券会社では、フロアにいた100人ほどの社員から一斉には握手が起こる一幕もあった。年明けから1ヶ月あまりで値上がり幅は3400円を超えていて、これはバブル期につけた市場最高値まであと2000円ほどに迫っている。要因は、日本企業の好調な業績、円安の進行、アメリカの株価上昇、中国からの資金シフト、日銀今後の金融政策が挙げられる。上海総合指数は2021年の高値から比較すると、今月には27%も下落している。投資家が中国株に見切りをつけて資金をシフトしたくなる懸念材料がいくつもある。一方、中国メディアは楽観論が目立つ。