日銀は金融政策を決める会合で、政策金利を据え置くと共に、国債の買入を続ける方針を維持した。植田総裁は午後の会見で、「今のところ基調的な物価上昇率に大きな影響を与えているということではない」との認識を示した。決定会合の結果を受けて、1ドル156円を突破していた円相場は植田総裁の会見中にさらに円安を加速させた。追加の利上げには時間がかかるとの見方が広がった為で、日米の金利差が意識され、円を売ってドルを買う動きが強まり、その後円相場は約34年ぶりとなる1ドル158円台をつけて急速な円安が続いている。
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