きょうの外国為替市場の円相場は一時1ドル140円70銭台と去年の年末以来の円高水準をつけた。要因となったのは日銀で金融政策を決める審議員のひとり、中川順子氏の発言。午前の会合で「経済・物価の見通しが実現していけば金融緩和の度合いを調整していく」と述べたことが「追加利上げに前向きな姿勢」と受け取られ、円買いの動きが一気に強まった。こうした中平均株価は大幅に下落し一時900円以上値を下げた。「円高の進行が輸出関連企業の業績を悪化させる」との懸念が広がったため。
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