日銀の金融政策決定会合の「主な意見」について西原さんは「アメリカの景気の先行きやFEDの利下げペースの不確実性リスクに重点を置かれていたのは分かっていたが、意外とコミュニケーションについての意見が目立った。7月会合では市場が思ったよりタカ派で、9月会合では市場が思ったよりハト派だったり、市場関係者から見ると日銀のメッセージはスウィングし過ぎであるという声が多い。”主な意見”の中では『丁寧なコミュニケーションを心がける』という意見が多かったが、市場は政治との関係性がメッセージの振れにつながっているのではないかと思っていると思う。そういういみで石破新政権と日銀の間の関係性がどうなっていくのかというのが市場の新たなフォーカスになっているし、コミュニケーションの仕方を考えると経済を見る目というのは中央銀行から見ても政権から見ても経済は1つなわけで、その基本線にメリハリをつけながら説明いただくことが市場とのコミュニケーションの改善につながるのではないかと思った」とコメントした。