きょうの為替の見通しについて、ドイツ証券・小川さんはドル円予想レンジを146.00円~147.50円とし注目ポイントはリスクリカバリーでもドルの上値は重いとコメント。トランプ大統領が相互関税を交渉した4月2日以降米株・米ドル下落が続くも90日間の非関税適用などの結果、ほぼ元のレベルまでもどった。ただこの先のドルの上値は重いと思われる。米株については株価は戻り局面でもポジションはまだ買い戻しの余力がありそう。一方で為替は先週のデータでドル売りポジションが残っており現時点ではまだドルの買い戻し余力があると思われる。この状況でトランプ政権が7月9日の期限にむけ各国と相互関税の交渉をすすめ夏休み前に米国の債務上限の引き上げなどを議会で通すことができれば米価経済のセンチメントが改善し米株サマーラリーの可能性が見えてくる。一方で、ドイツ、カナダなどでは財政政策の緩和が期待されており実現すると世界経済見通しも改善傾向となる。加えてOPECプラスでのシェア争いがおきると原油価格の下落にもなりアジア・欧州にとってプラスになるといえる。