きのう日銀が発表した統計によると個人が保有する金融資産の残高は今年6月末時点で2238兆円となり、過去最高額だった。株式などは去年の同じ時期より4.9%増えて、294兆円。投資信託は9%増えて140兆円となっている。一方、現金・預金は0.1%減り、1126兆円だった。伸び率がマイナスに転じるのは2006年12月末以来18年半ぶり。物価高が続く中、株高も進み、資産運用の需要が高まっている。老舗百貨店の高島屋は資産などの悩みに答える相談窓口を設置。相談窓口では投資信託や保険だけでなく、相続や不動産についても無料でアドバイス。高島屋ネオバンクに口座を開設し、1年間毎月一定額を積み立て1か月分の金額がボーナスとしてプラス。高島屋の担当者は富裕層だけでなく、多くの人たちに資産運用を手軽に身近なものとして考えてほしいとしている。