きょうの株価の見通しについて、野村證券の池田雄之輔が解説。日経平均の予想レンジは52500円から53500円。選挙待ちでもあり、きょうの夜に為替介入があったかどうかのデータが出てくるため小動きの予想。きょうの注目ポイントは「良い金利高と悪い金利高の見分け方」。金利が高いときに株安になるのかどうか確認すると、過去38年間のデータを見ると金利高で株安の年は3回しかない(ブルームバーグより野村作成)。直近の3年間は株高と金利高が同時に成立している。今後のチェックポイントは2つあり、まず日銀がどこまで利上げをしていくのかの市場の織り込みで、直近で1.76%。これに対し10年債利回りは2.24%で、その差が昨年後半以降安定していて、この点からすると財政不安は余り織り込まれていないという見方も可能になる。2つ目の注目点は、日本の成長率と見合いで金利がどうなっていくか。日本の名目GDP成長率は4%台と高くなっており、インフレもプラスになっている。これに比べると金利は2%台とかなり低く(内閣府、ブルームバーグより野村作成)、今後接近してくるようになると株高環境が要チェックになるがまだ距離がある。今後の日本株は選挙の前後で乱高下することもあり得るが、大きなサプライズが無ければ年央にかけて日経平均は6万円を突破もあり得ると見ている。
