きのうは大企業が労働組合に対して賃上げなどの回答を一斉に行う春闘の山場、集中回答日。日立製作所は去年より4000円高い1万7000円アップの要求に満額回答で過去最高の水準。トヨタ自動車やNEC、川崎重工なども満額回答だったほか、素材メーカー・三菱ケミカルは要求を上回る引き上げを回答。大企業の満額回答が相次ぐ中、焦点となるのは中小企業の賃上げ。今年、労働団体の連合は中小企業に限って6%以上の賃上げ率を要求。コメをはじめとした物価高の中、大企業に続き中小企業でも高水準の賃上げが実現するかは今後の焦点となる。