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「日本食品標準成分表」 のテレビ露出情報

ブロッコリーとカリフラワーが誕生したのはいまから1500年以上前の古代ローマ時代。ともに地中海沿岸で育てられたのが初めと言われている。そんなブロッコリーとカリフラワーは実はキャベツが突然変異して生まれたものだった。キャベツが突然変異して生まれたのがブロッコリー、ブロッコリーが突然変異して生まれたのがカリフラワー。ブロッコリーとカリフラワーはもともと兄弟だった。そして今から約150年前、明治初期に海外物を取り入れようとする政策によりブロッコリーとカリフラワーが日本に上陸。すると約100年後の1960年、兄弟だった2つの野菜に差がついていくことに。ホワイトアスパラガス・カリフラワー・セロリが”洋菜の三白”と呼ばれるようになり需要が激増。「色白野菜」として人気を博したカリフラワーの勢いは凄まじかった。1970年以降のブロッコリーとカリフラワーの取扱量を比べてみると、差は大きいときでブロッコリーの約6倍。一気に増加した理由はファミレス。1970年に「すかいらーく」や「ロイヤルホスト」などのファミレスが誕生。サラダバーの登場によりカリフラワーは国民に愛されるスター野菜となった。そして創業から92年の老舗洋食店「たいめいけん」ではハンバーグに添えられる野菜もブロッコリーではなくカリフラワーだった。当時はブロッコリーは「じゃない方野菜」だった。
当時のカリフラワーの人気はまさに無双状態。それを物語るキユーピーのCMまであった。野菜の最高ステータスを獲得したカリフラワーだったが、1980年代にブロッコリーの逆襲にあい歯車が狂いだす。それは「緑黄色野菜ブーム」。さらに「ブロッコリーに含まれるβカロテンががん予防に効果があるらしい」と発表され人気が加速した。これらの人気を受け、カリフラワー農家もブロッコリーを栽培することとなる。農家の人たちがここで気づいてしまったのが「あれ?ブロッコリーってカリフラワーより育てやすくない?」という事実。するとカリフラワー農家が続々とブロッコリーに乗り換え、取扱量にも大きな変化が出た。そしてついに1986年にブロッコリーとカリフラワーの市場における取扱量が逆転する。さらに2012年、カリフラワーはキユーピーのCMの座まで奪われることとなる。一躍スターの仲間入りを果たしたブロッコリーの人気はCMにとどまらずドラマ「ブロッコリー」が放送されることに。ブロッコリーブームをやっかむ者が現れ、ついには「ブロッコリーサドル取り換え事件」が発生。その後、「自転車ブロッコリー」というアプリゲームまでリリースされることに。カリフラワーには追い打ちをかけるように残酷な事実が突きつけられてしまう。ブロッコリーとカリフラワーの栄養素を比較したところ、カリフラワーが勝っているのはナトリウムの量だけだった。
ブロッコリーvsカリフラワーの骨肉の争いの歴史。窮地に陥ったカリフラワーはここからなりふり構わず自分を変えようと努力する。まずは「改名」。「カリスマフラワー」という品種が登場した。カリフラワーはさらに色をカラフルにするなどあがいていく。しかし小手先で勝負してもあの頃の人気は戻ってこない。そこでカリフラワーは「カニクリームコロッケ」をもじって「カリクリームコロッケ」になるなど野菜の本分である「食べられ方」で勝負していく。一見無意味に思われたカリフラワーの努力の数々だが、2016年についにカリフラワーに追い風が吹き始める。それがダイエットブームで広がった「カリフラワーライス」。さらに翌年、ダイエットブームという追い風を掴んだカリフラワーは、一度失った企業案件まで手にする。ケンタッキーでバンズがカリフラワーになったものが販売されたり、ココイチとのコラボでカリフラワーライスを提供、さらに「びっくりドンキー」でもカリフラワーライスを提供。これらのブーム再燃により2018-2019年で収穫量が上がることとなる。現在日本で唯一ブロッコリーよりカリフラワーを多く生産しているのが茨城県境町。農家に「今のカリフラワーの扱い・食べられ方をどう思うか?」と聞くと、「どんな扱われ方でも美味しく食べて貰えればそれでいい!初心にもどり頑張り続けます」とのこと。

他にもこんな番組で紹介されています…

2023年8月2日放送 16:45 - 19:00 テレビ朝日
スーパーJチャンネル(ニュース)
横殴りの雨が降っているのは、福島県南会津町。1時間前は晴れていたが一変、側溝から雨水が溢れ、道路が冠水していた。午後3時頃、福岡市内も暗い雲に覆われ、レンズには雨粒。今日も大気の状態が不安定で、局地的にゲリラ雷雨が発生した。ただ、福岡県は昨日より暑くなった。朝倉市の最高気温は38℃まで上昇。京都市は38.3℃、全国2番目の暑さとなった。今日は、全国で35℃以[…続きを読む]

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