ホンダと日産が経営統合の協議に入って2か月弱、木曜日産の内田誠社長がホンダの三部社長に対し協議打ち切りの方針を伝えた。原因はどちらにあるのか。自動車評論家・国沢光宏は「日産が努力しなかったのでやはりこうなってしまった」と話す。国沢によると、破断の原因は日産側にあるという。2社の時価総額を比較すると、日産はおおむねホンダの5分の1しかない。国沢は「日産はリストラ、大規模な人事変更、経営陣の刷新をしないといけなかったのにそれに全く手を付けなかった。面倒を見るなら子会社にしないといけないと考えた」と話す。日産の内田社長は当初から対等な関係を強調していた。ホンダは日産のあまりにひどい財政状況を見て日産を子会社化する提案をしたというのだ。思えば去年、経営統合の会見を行った際、ホンダ・三部敏弘社長は「難しい」と回答していた。経営統合しないとなると日産にはどんな影響があるのか。国沢は「単独での日産の立ち直りは無理だと思う。どこかの力を借りる以外はもう方法はないと思う」と話す。関係者によるとホンダと日産は今月13日、それぞれ取締役会議を開き正式に破断を決定するという。