日産の株主総会は午前10時から3時間以上開催され、1071人の株主が出席した。日産側が提案していたイヴァン・エスピノーサ社長の選任や内田前社長を選定した指名委員会メンバーの社外取締役らの再任含む新経営体制が賛成多数で可決された。株主は「取締役がそのまま大勢残っているのもちょっと納得いってないかな」などと述べた。出席した株主によると、エスピノーサ社長から経営悪化についての謝罪があったという。一方で、工場閉鎖などの具体的な経営再建策についての言及はなく、「厳しい決断をしなければならない」と述べるにとどまった。