- 出演者
- 大竹まこと 阿川佐和子 ビートたけし 東国原英夫 菊川怜 竹田恒泰 結城東輝 森信茂樹
各党首が全国で政策を訴えている真冬の短期決戦。衆院選後に待ち受ける問題の一つ、中国によるレアアースの輸出規制強化。日本はレアアースの約7割を中国から輸入。1年で約2.6兆円の経済損失の可能性もある(野村総合研究所による試算)。我々の生活にはどんな影響があるのか、東京大学大学院工学系研究科・中村謙太郎教授に聞いた。レアアースとは「希土類」と呼ばれる17種類の金属元素の総称。電気自動車のモーターにはレアアースが使われており、小型化や効率化を実現し、車両全体の軽量化と性能向上に貢献。ハイテク製品の製造にも欠かせない。中国から輸入できなくなるとどうなるのか、中村教授は「値段が上がっていくのが第1のダメージ。その先には使えなくなるフェーズもあり得る」などと話した。
先行きの不安が広がる中小企業。レアアースをリサイクルする技術開発が進んでいる。日産自動車では廃車となった電気自動車などのモーターからレアアースを取り出す技術の実用化を早稲田大学と共同で進めている。モーターを特殊な物質と一緒に溶かすことでレアアースを分離させ、効率よく回収できる。
中国依存から脱却するための取り組みも行われている。総合商社の双日はオーストラリアで採掘されたレアアースの輸入を開始。将来的に国内需要の3割程度の調達を目指している。南鳥島沖には国内需要の数百年分に相当する1,600万t以上のレアアース資源が眠っている。地球深部探査船「ちきゅう」が調査しており、将来の国産化や製品として使用できるかの実証実験も行われている。
レアアース調達先の多角化を進める日本。未だ輸入先の多くを占める中国。日本にも世界シェアを占めるものがある。半導体の製造に欠かせない液状の化学薬剤「フォトレジスト」。日本が世界市場の約9割を占めている。フォトレジストをめぐって去年、一部韓国メディアが「日本が中国向けのフォトレジストの出荷を事実上中断したことが分かった」と報じた。会見で木原官房長官は「報道にあるようなフォトレジストに関する変更は行っていないと聞いている」などと述べた。日本は今後脱中国か、関係改善か、どうすべきか。
オープニング映像。
鉱物に含まれる17種類の元素の総称「レアアース」。南鳥島沖の海底から試掘されたレアアースを高濃度に含む堆積物「レアアース泥」。南鳥島レアアースについて、政府は2028年度以降に生産体制を整える目標を掲げている。日本が世界市場の約9割を占めている「フォトレジスト」。竹田が「ないならないでやり方がある」、森信が「防衛産業なんかにも幅広く使われてますからね。波及は大きい」、東国原が「外交カードでやり合ってるとお互い損します」などとコメントした。
衆議院選挙の争点になっている消費税の減税。自民党、中道、維新など消費税を巡る各党の主張を紹介した。減税についてはチームみらいを除いて各党前向き。消費者は消費税について何を感じるのか。夫と娘、孫2人と家族5人暮らしの女性。1か月の食費は約8万円。悩んでいたのは価格高騰が著しい「のり」。帝国データバンクの調査では前年比10%値上がりしている。この日は肉、魚、野菜など25点の買い物で合計5,954円。このうち食料品にかかる消費税は440円。タマゴの価格高騰も著しく、前年比で1パック37円値上がりしている(出典:農林水産省食品価格動向調査)。
多くの党で公約に掲げられている消費税減税。どのくらい家計は軽減されるのか、日本金融経済研究所の試算によると4人家族の場合食料品のみ0%で年間6万4,000円、一律5%で14万2,000円、廃止した場合は32万円の軽減になる。消費税が下がった場合、スーパーではどんな対応に追われるのか。レジの税率切り替え、値札ラベルの修正、紙製値札の修正。食料品の消費税減税の対象となっていない外食産業。外食などの飲食店からは「ピンチになる」と懸念の声も。このあとスタジオで消費税を5%に引き上げた際の実務の要、元財務官僚・森信茂樹と徹底討論する。
消費税減税に関するトーク。菊川が「食料品て一番命、生活に直結してくる部分なので、一番そこが負担軽減したら助かるんじゃないかな」、竹田が「消費減税っていうと必ず財源っていうんですけど財務省の防術にひっかかってますよ。人類の歴史上国民が困ってるときに増税してうまくいったパターンなんかなくて、国民が疲弊しているときは減税一択」、森信が「減税して減税した以上の増収になった国はない」などとコメントした。
消費税に関するトーク。竹田が「需要、供給を喚起する、プラスのスパイラルに10年単位で入っていくって考えたときにそういう視点で見ないと。日本をしっかり成長させる」、阿川が「総理がコロコロ変わって政権がコロコロ変わったら長期スパンでもの見られないし、判断もできないじゃないですか」、結城が「消費税を減税させれば経済成長できる。そために何をいま一時的に我慢してもらうかとかマクロな話をすべきなんだけど、物価高対策に使うにはコスパが悪すぎる」などとコメントした。
消費税減税に関するトーク。森信が「需要を増やすために消費税減税すると物価が上がる」、竹田が「消費税をゼロにしたらいまのうちに車買おう、家買おう、旅行行っとこうとかなる。消費税を抑えればそれぞれの身の丈に合ったじゃあこうしようってあるわけだから、経済を良くしたうえでまた消費税復帰すればいいじゃないですか」などとコメントした。
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金が史上初めて1gあたり3万円を突破。2021年ごろは1gあたり6,000円程度だった金が5年で約5倍に高騰(田中貴金属工業)。金の高騰で困っている東京・浅草の金箔屋卯兵衛。金箔をのせたスイーツ。「プレミアム金箔そふと」は1,000円、「金箔だんご」は700円。特に外国人観光客に大人気。市川店長は「今後も上がっていくとなるといまの値段で今後も提供できるかは絶対とは言い切れない」などと話した。金の価値が上がるということは相対的に日本の円や株の価値が下がるということでもある。
金高騰に関するトーク。森信が「金がなぜ上がっているか、一つの大きな原因は中国が買っている。中国はドル覇権を崩そうと金を買い、日本はドル覇権の国ですから、ドル覇権が崩れることによる不利益が日本にも将来及ぶ可能性がある」、竹田が「金が上がるということは通貨が信用されていない。世界中の中央銀行がドルを売って金を買い始めている」などとコメントした。
