東京駅から電車で1時間40分、太平洋に面し日本屈指のパワースポットで有名な「御岩神社」がある茨城県・日立市にあるのは地元の人たちで賑わう「中華食堂 天海」。「逆詐欺」で有名な「酸辣湯麺」を頼むと餡がだくだくにこぼれ落ち、メニュー写真とはぜんぜん違う。山盛りの野菜を豆板醤や中国醤油などで味付け。味の決め手となる黒酢は本場・中国のものベース独自調合。試行錯誤のすえたどり着いた店主こだわりの真っ黒な餡をこれでもかと溢れんばかりに麺の上へ。隠し味に「陳皮」というみかんの皮から作った自家製ラー油で爽やかな香りをアクセントにしている。常連さんは残った餡を家に持ち帰り何度でも楽しむという。さらにこのお店の逆詐欺はこれだけではない。「フカヒレチャーハン」はメニュー写真では1個だったチャーハンの山が2つになっていた。贅沢にも大量のフカヒレとズワイガニを使用。素材の旨味を生かすため味付けは醤油やオイスターソースなどで最小限にしている。さらに「酢豚」はボール状の巨大な塊肉が乗っている。実はこの酢豚の開発に5年をかけたこだわりの品。豚のブロック肉を60℃の油で2時間低温調理することでタンパク質が固まらず驚くほど柔らか食感に。それをおにぎりのように丸めた斬新なアイデア。サービス精神が暴走した結果、いつしか逆詐欺が名物になっていた。
