楽天証券経済研究所の香川さんの日経平均予想レンジは33,300円~33,600円。今日の東京市場は底固く始まりそうだが、今週は金曜日にアメリカでの11月雇用統計発表を控えており、見送り感が上値を抑える可能性がありそうとした。注目ポイントは「ナスダック復調の持続がカギ」で、「ナスダックが下落すると日経平均も下落しやすく、ナスダックが復調に転じると、日経平均も堅調となりやすい相関性の高さが分かる。ナスダック100指数でで時価総額が大きい7銘柄はGAFAMとNVIDIとテスラを加えて、荒野の七人マグニフィセント・セブンと呼ばれ、ナスダック100の時価総額では約6割を占める」、「荒野の七人の時価総額は合計約11.7兆ドルに達し、S&P500指数の時価総額で約3割を占める。7社の年初来騰落率の平均は+100%を超え、今年のアメリカ株式市場の復調をリードしてきた。特に生成AIブームのエヌビディアやマイクロソフトは11月に上場来高値を更新した」、「総務省の情報通信白書を見るとAIの市場規模は2030年に1兆8470億ドルに達し、2023年と比べて8.8倍になると見込まれている。荒野の七人に象徴されるアメリカの大手IT企業はAIビジネスの取り組みや収益化でしのぎを削りつつ、企業業績が成長続けると予想されている。ナスダック相場がジグザグしながらも堅調トレンドを続ければ、日経トレンドの寄与度が高い半導体関連株のグロース株や日本のAI関連株に好影響を与えると思われる」などと話した。