DZHフィナンシャルリサーチ・東野幸利が電話で解説。日経平均予想レンジは3万7800円から3万8400円。昨晩の米国株は、ハイテク株主導で大きく下げているため、全面安に近いスタートが予想される。国内企業の決算発表が本格化することで、個別株の押し目買いには慎重スタンスが強く、取引時間中も指数主導で円高なら売り、円安なら買いで反応するなど、為替市場を横目に神経質な動きを予想。注目ポイントは内需株が優位。目先的には6月までのもみ合いの下限水準に近づいていくことが予想され、間もなく下げ止まるとみている。日経平均の影響が大きい外需の半導体関連などのハイテク株は、米中対立悪化懸念などを背景に強い戻りは期待しづらく、指数の反発をけん引することは想定しにくい。4月以降のような75日線や100日線を挟んで横ばい調整の様な動きが当面続くと考えている。