きょうの東京株式市場は、米国の株高や円安の進行を背景に、全面高の展開となり、日経平均株価は終値で1300円以上値上がりして、ことし2番目の上昇幅となった。株価がかつてない乱高下となった先週、国内の株式の売買額は79兆円余りと、これまでで最も多くなり、株価の変動だけでなく、取り引きの規模も記録的だったことが分かった。海外の投資家は、売った額よりも買った額が多く、国内の個人投資家は逆に、買った額よりも売った額が多くなった。今日の東京株式市場は輸出関連銘柄を中心に全面高の展開となり、1400円以上値上がりする場面も。この株価上昇は先月のアメリカの小売業の売上高が市場予想を上回ったことで、ニューヨーク株式市場で株価が上昇したこと、外国為替市場で1ドル149円台まで円安が進み、輸出関連銘柄を買い戻す動きが広がったため。終値では今年2番目の上がり幅となり、3万8000円台となるのは2週間ぶりだった。