26日の東京株式市場で東証プライムの売買代金が年初からの累積で1000兆円を超えた。前年同期に比べ3割超の増加となり年間ベースで初の1000兆円乗せとなる。主力株が長期的に値上がりして1取引あたりの売買金額が大きくなり今年は相場の荒い値動きが目立ち売買代金が膨らんだ。8月5日の日経平均株価は過去最大となる4451円の下げ幅となり東証プライムの売買代金は同日に過去最高の7兆9674億円を記録。1月から始まった新たなNISAを通じた個人投資家の取引が増えているのも要因。個人を取り込もうとネット証券大手のSBI証券と楽天証券が2023年秋に日本株の売買手数料の無料化に踏み切ったのも寄与したとの見方が出ている。(日経電子版)