今年の漢字は「金」が選ばれた。パリオリンピックパラリンピックで日本人選手が多数の金メダルを獲得したことや政治の世界での裏金問題。また株式の配当金などに税金がかからない新NISAが始まり、お金にまつわる動きが多かったこともこの字が選ばれた理由。その株式市場では今日、日経平均株価が一時4万円台を回復。前日の米国市場でハイテク株中心のナスダック総合指数が史上初めて2万ポイントの大台に乗せた流れを受けたため。日本でも、特に半導体関連銘柄が反応しアドバンテストは前の日から5.1%上昇。ソフトバンクグループは1.9%の上昇となった。終値は利益確定売りも発生したため4万円を割り込む結果となった。ニッセイ基礎研究所・チーフ株式ストラテジスト・井出真吾氏は、日本企業の業績上ぶれや米国の景気が続けば来年春ごろにかけ4万円台の定着もありえると話す。ただ、リスク要因としてFOMCで利下げペース鈍化が発表されると米国のハイテク株を中心に売りが膨らみ日経平均も大きく下落するという。