きのうの日経平均株価は430円安で寄り付くと取引開始直後には節目の3万4000円を割り込んだ。その後、勢いは加速し、下げ幅は一時1400円を超えた。終値は前の日より955円安い3万3780円で、去年8月以来の水準となっている。ニッセイ基礎研究所・井出真吾氏は「3万1500円くらいまでの下落余地はまだ残っていると思う」と述べた。来週も目が離せない状況は続き、「影響は数か月間続く」と専門家は指摘。井出氏は「相互関税が発動される9日がひとつの節目になると思う。その前に品目別の関税。特に半導体への関税が発表されるかもしれない。さらに株価が下落を強いられる可能性もあるし、実体経済への影響もまだ計り知れない・市場は一喜一憂する場面が数カ月間は続くと思う」と述べた。