- 出演者
- 池田伸子 伊藤海彦 斎藤希実子
オープニング映像が流れた。
学校の性暴力・マンガで伝えるなど。
静岡県浜松市にある楽器店から。楽器が使われなくなっている中で、レンタルが始まっている。子供たちが音楽にふれる機会を増やしていく。浜松市は楽器メーカーが多い。音楽の街として知られている。楽器店の藤村さんが、小学校にあった楽器を持っている。コルネットだ。工具を使って修理していく。凹みがなくなる。格安でレンタルできるという。浜松市の楽器となる。浜松市役所の間渕さんは、市では演奏の体験教室を行っているという。子供と楽器の接点を増やす活動をしている。親子で楽器を楽しんでいる人も多い。レンタルは子供が気軽に取り組むためにいい取り組みだと池田さんがいう。
景気動向指数が発表された。景気の基調判断を下方修正したとのこと。一致指数が2か月ぶりに低下。主な要因は小売業の販売低下、輸出が減ったこと。「悪化」という判断になった。2020年7月以来4年10か月ぶりの「悪化」。景気は悪いわけではない。賃金も上がっている。緩やかな回復基調が続いている。今の景気が悪いという意味ではなく、悪化に転じた可能性があるという。分岐点になるかもしれないという。景気の転換点を話し合われて分析される。景気の山や谷が決定される。景気が回復し丸5年。専門家の見方はわかれている。ニッセイ基礎研究所の斎藤さんは、景気後退のシグナルのひとつだという。日本経済の先行きに明るい材料は多くないとのこと。トランプ関税の影響は、本格的に出てくるのはこれからだという。第一生命経済研究所の新家さんは、まだ景気後退局面とまでは言えないのではないかという。トランプ関税の影響などには注意が必要だとのこと。日本の景気の後退かどかを確定するのは1年以上先となる。不透明な状況は続く。
文部科学省によると、2023年度に性犯罪・性暴力・セクハラ行為で懲戒書部などを受けた公立学校の教員は320人と、過去最多だったという。そして、その半数以上が、勤務先の学校の子ども達に対してだったという。去年12月、中学校元校長が14年前に女子生徒に性的暴行をし、怪我をさせた罪などに問われた裁判の判決で、東京地裁は懲役9年を言い渡している。学校の教員による性暴力防止に向けた漫画「言えないことをしたのは誰?」では、子ども達が肉体的・精神的に追い詰められる様子が描かれている。
漫画「言えないことをしたのは誰?」の主人公は、中学校の養護教諭で、ある日学校に「学校に時限爆弾が仕掛けられている」という電話がかけられる。その電話は、かつて性加害をしていた学校教師が今も学校現場にいて、新たな被害者が出ると訴えていた。声をあげたのは被害を受けた生徒で、10年以上苦しみ続けていた。主人公は告発しようとするが、該当教員が真面目で生徒に人気があるため、他の教員は信じず、被害者が増えていった。漫画家のさいきまこさんは、2014年に生活保護を描いた漫画「陽のあたる家」で貧困ジャーナリズム大賞 特別賞を受賞している。さいきさんは、生活保護の受給者を取材する中で、働けない人の背景に、子どもの頃に性被害を受けたケースが少なくないことに気づいたという。さいきさんは多くの専門書を読み、専門家や心理学者に取材を重ね、学校現場での取材で「性暴力なんてない」という空気を強く感じたという。さいきさんは当事者にも取材し、子ども時代の性加害でPTSDとなり長年苦しみ続ける女性などと出会った。
佐伯さんは「深刻な性被害が見過ごされる背景として挙げられるのが、グルーミング(性的手なずけ)です。大人が特定の子どもに優しくしたり贔屓したりして近づく手法で、これを受けた子どもは自分が性的行為を受け入れたと思ってしまう、自分を責め周囲に打ち明けられない、信頼から加害者に従い続けてしまう場合があるとのことです」などと話した。
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- グルーミング
漫画「言えないことをしたのは誰?」では、生徒や保護者から信頼の厚い教員が、内気な生徒に「部活で強くなるためには指導が必要」と近づき、心の弱さを鍛えるためだと思わせ、性的な行為に持ち込んでいく。被害者は反抗すれば成績や部活に影響が出ると言い出せなくなり、次第に「自分が先生にこんなことをさせている」と思い込まされていくという。また、思春期特有の背伸びした恋愛に憧れる気持ちをとったアプローチの被害なども描かれている。
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- グルーミング言えないことをしたのは誰?
著者のさいきまこさんは「被害に遭うかは本人の素質と関係ない。被害者のせいでは全くない。自分は大丈夫だという安全圏はない」と話している。伊藤さんは「小さい頃って先生のことを信頼していますし、そういう立場を利用して子ども達にそんなことをするなんて許せない」などと話した。
先月、愛知・名古屋市の書店で開かれたトークイベントで、さいきさんが当事者と登壇し、学校での性暴力について語り合った。イベントでは、かつて自分が性被害を受けていたと気づいた人もいるという。
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- 名古屋(愛知)言えないことをしたのは誰?
佐伯さんは「乗り越えていこうという意味で『もう終わったことでしょ』や『忘れた方がいい』などの声をかけてしまう場合もありますが、二次被害につながってしまうこともあるので、専門の機関に相談するのが良いのだと思います。性暴力問題に詳しい上智大学の齋藤梓准教授は、『子ども達が性被害を相談しやすくなるよう努力することが求められている』と話しています。大人たちは、性暴力について学び、どうしたら学校が安全な場所になるかを検討してほしいということです。私も子どもとこの漫画を読みましたが、先生・生徒には力関係があって、こういった性暴力は起こり得ることを認識しないといけないと感じました」などと話した。
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- 上智大学言えないことをしたのは誰?齋藤梓
情報を知らされていない現場のリポーターが与えられたミッションに基づき取材をおまかせされてその地域の魅力を伝えるコーナー。ようは札幌放送局の松本真季アナウンサーが取材。
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- 日本放送協会 札幌放送局
北海道・上富良野町のラベンダー畑から札幌放送局の松本アナウンサーがリポート。こちらの畑はラベンダーオイルを生産するための畑で日本最大級の約9万株が植わっている広さをほこっている。ミッションは「スマホでベストショットを撮影しつつ出会った人のスマホに入っているここの絶景を見せてもらえ!」というもの。松本アナは、ラベンダー畑と十勝岳連峰を入れた写真やラベンダーを近距離で撮影。大阪から来ていたご家族に声をかけるなどし絶景の写真を見せてもらった。
ビビる大木さんがリクエストした2000年放送の「プロジェクトX~挑戦者たち~」の映像を紹介。VHSビデオテープレコーダーが誕生するまでの技術者たちの奮闘を描く。
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- プロジェクトX~挑戦者たち~
ビビる大木さんオススメ、2000年放送、プロジェクトX 挑戦者たち「窓際族が世界規格を作った」。会社のお荷物と陰口を叩かれていた日本ビクターVTR事業部長・高野鎮雄を就任。当時ビクターは申告な経営危機に陥っていた。事業部は業務用VTRを組み立て企業などに売り歩くのが仕事。昭和47年ビクターは経営危機のため人員整理を断行。本社のVTRの開発部門の廃止が決定。今後は既存の業務用VTRの改良と販売をする決定となった。本社から50人の技術者が高野の事業部へ。その顔ぶれをみて高野は喜んだという。そこで技術者の1人白石勇磨に極秘計画を高野が家庭用VTRを独自開発したいと打ち明け、本社が知れば処分は免れない計画だった。昭和47年、高野を中心とした家庭用VTR開発プロジェクトが誕生。しかし業務用VTRの在庫が増え毎月赤字となっていた。そこで本社は高野に技術者の3割削減をせまった。高野は本社の目をごまかすために新しい営業部をつくり、20人の技術者をあつめ給料分はVTRを打って稼いでほしいと辛い決断を頼んだ。技術者の営業部隊は開発プロジェクトを助けるため消費者がどんなものを求めているのか技術者の目で調べた。その結果、VTRの小型化・長時間番組の録画を望んていることがわかった。そこでプロジェクトチームは2時間録画を目標とした。昭和49年12月、SONYが家庭用VTR(ベータマックス)開発に成功したというニュースが発表。ビクターのプロジェクトチームが最終試作機を完成させたのは昭和50年8月。のちにVHSと名付けられたビデオはベータより5キロかるく小型化に成功。高野は大手メーカーを次々訪問しVHSを普及させるため企業を超えたプロジェクトの結成を呼びかけた。昭和51年9月9日、ビクターはVHT1号機を発表。VHSには各社の技術が総動員され新しい機能が次々追加された。VHSはアメリカ・ヨーロッパの市場をおさえ発売から7年後ベータを逆転し世界標準規格に上り詰めた。高野は1人のリストラもせず270人の社員全員を守った。高野は1990年の自身の送別会で「夢中でしたね。夢中っていうのは大変すばらしいことだと思う。ぜひ皆さんも何でもいいですから夢中になってください」と言葉を残しその2年後に突然ガンで亡くなった。平成4年1月21日、高野の棺をのせた車は思い出の横浜工場を通過し社員全員が見送った。そこには「ミスターVHS」の横断幕が掲げられていた。ビビる大木さんは、10歳くらいでVHSが我が家に来たなどと話し当時の危機を触れた家族だんらんなどエピソードを話した。
斎藤さんの家のビデオテープを紹介。斎藤さんは「テープの寿命は20~30年と言われていまして、再生するデッキも2016年に生産が終了しているので、大事な映像を少しでもデジタル化することが重要だと思います」などと話した。
池田さんは「アンダーパスなど周囲より低い土地は危険なので、車を運転するときは周囲の状況がわかりやすい道路を選ぶことなどを検討してください」などと話した。
「我が家にまだあるビデオテープ」のおたよりを紹介。「昔のビデオテープを出したらカビていました」や「浦和レッズのビデオがあるけれど観られる機械がない」などのエピソードを紹介した。池田さんは「貴重なビデオは早めにダビングを!」などと話した。