3連休明けから大幅に続伸し、史上最高値を更新した先週の日経平均株価。1週間の上昇幅は1500円を超えた。マネックス証券・広木隆氏は「トランプ大統領が中国に対する関税の一部を90日間延期するという発表が好感されたこと。アメリカの消費者物価指数の伸びが鈍化したということで、アメリカで利下げ期待が高まったということから週明けから上昇するという展開が続いた」と話した。今週は世界各国の中央銀行の総裁や経済学者らが経済政策について議論を行うジャクソンホール会議が開催される。広木氏は「注目は2日目の朝、パウエルFRB議長の講演で今後の利下げに関するパウエル議長のスタンスはどのようなものが示されるかが大きな市場の注目になっている。パウエル議長が利下げに前向きな姿勢を示せば、特にアメリカのマーケットが好感して上がり、日本もそれに追随して上がるという展開が期待できる」と話した。
