上場企業の2023年4〜12月期決算は、全36業種のうち6割強となる23業種が最終損益ベースで増益または黒字転換した。東証プライム市場に上場する3月期決算企業で14日までに決算を発表した1074社を日本経済新聞社が集計。製造業では円安効果や部品不足の緩和を受け自動車関連の収益が大きく伸び、値上げを進めた業種も好調だった。非製造業では人の移動が活発になり、交通関連やインバウンド関連の伸びが目立った。純利益の合計は23%増の36兆6106億円と2年ぶりに過去最高を更新。製造業は20%増益、非製造業は26%増益だった。(日経電子版)