今回は記念となる100回目の対戦。通算成績は早稲田の55勝、明治の42勝。節目の試合に臨む両チームの中心選手に話を聞いた。早稲田の持ち味は素早いパス回しからの展開攻撃。早明戦で17シーズンぶりの全勝優勝をねらう。司令塔を担う1年生・服部亮太選手は「初めての早慶戦。めちゃくちゃ楽しみ」と語った。抜群のラグビーセンスで1年生ながら攻撃の起点となるスタンドオフに抜てき。早稲田の快進撃を支えている。早稲田の展開攻撃に新たなバリエーションを加えているのが、服部選手の多彩なキック。先週行われたライバル・慶応との早慶戦ではそのセンスが随所で光った。対する明治といえばスクラム。「前へ」が合言葉の重量フォワードが突き進むラグビーはことしも健在。キャプテンでフォワード陣を束ねる木戸大士郎選手は「泥臭く頑張れるところがチームとして挙がってきている」と述べ、早明戦へ手応えを感じつつ慢心はない。完成度がかいま見えたのが大学選手権3連覇中の帝京とのスクラム合戦。いよいよ迎える100回目の対決。両者とも一歩も譲る気はない。伝統の戦いは明後日、国立競技場で行われる。