平井は短水路100mバタフライの日本記録保持者として、日本選手権では池江璃花子にも勝利している。日本の競泳界は世界から遅れを取っているとして、平井は世界新記録の樹立を目標にアメリカのテネシー大学へ向かうと決意を示した。クリスティン・マグナソンらメダリストを輩出したことで知られ、これまで有力選手が日本の大学へ進学する中で留学を選んだのは初の試みという。平井は小学生の頃からExcelでラップ・ストローク数のデータを記録していて、自身と体格の近いメダリストの研究は弱点だったターンの強化などに生かされているという。アメリカではコーチと選手の関係性は違うのだといい、日本だとコーチが上だがアメリカでは選手側も意見をしてトレーニングの意義を深める様子が見られたと話す。将来は同期・後輩にも踏み出す選択もあるということを見せたいという。