先月、横浜市にある高校で生徒の自己肯定感を高めるための授業が行われた。まず有名な絵画を見て「感じたこと」を「ことば」にさせた。自分の感情を理解させる最初のステップだが、生徒らはなかなかことばが出てこない様子だった。この授業の導入を呼びかけた学校長は生徒との面談の中で生徒が言った自分が大嫌いという一言が取り組みのキッカケになったなどと話した。授業の最後のステップとして作品づくりを通して壁にぶつかったときにどうすれば前向きな気持ちになれるのかを体験させ、過去の名言なども参考に自分自身のことばを見つけられるよう誘った。また前向きになれる図柄を選び、明るい気持ちをイメージした色を塗って、落ち込んだときに自分にかけたい言葉も添えた。授業を通じて生徒らは色々な考え方や視点があることを学べたなどと話した。高校は来月までこうした授業を行ったうえで生徒にアンケートをとって効果を確認し、今後の取組に繋げたいなどとしている。