北海道の最高峰「旭岳」に降り積もった雪解け水。東川町は全国でも珍しい上水道がない町で、農業用水や生活用水の全てを天然水で賄っている。しかも無料。鉄道はおろか、国道も通らない町が2年連続で住心地全国1位に選ばれた(いい部屋ネット調べ)。移住者を呼び込む大きな魅力となっているのが、モノづくりに対する自治体の手厚い支援。東川町で新たな起業をする場合補助金を受けられるほか、町が施設を建て民間に製造・運営をしてもらう「公設民営」の施設整備を行っている。東川町の魅力をSNSで発信するのは、イモトのWiFiや西短クリニックで知られるエクスコムグローバルの西村誠司社長。今年2月に町が地方創生アドバイザーを依嘱し、「地方の良いものをもっと輝かせて国内外に伝えたい」との思いを胸に町の魅力を発信している。東川町は米どころで、先月末からブランド米「ゆめぴりか」「ななつぼし」などの収穫が始まっている。天然水で育つ「東川米」は北海道米として初の地域団体商標に登録され、ブランド米として国内外に展開している。「ひがしかわライスターミナル」は世界初となる害虫の殺虫・殺卵を可能とする精米施設で、米農家が「もみ」の状態で出荷可能な乾燥貯蔵施設も備え、収穫シーズンの作業時間を約半分~7割近く削減可能だという。コメの価格が高止まりする中、ふるさと納税ではゆめぴりかやななつぼしなどの返礼品が人気で、全国からの寄付が町の財源とブランド力を支えている。
