17日から2日間開催される最新技術の見本市では、熟練意思の技術を遠隔地で役立てるデバイスや将来の認知症の可能性を予測する生成AIなど、全31の先端技術が展示されている。注目は、離れた場所で味を共有する世界初の研究開発だ。開発中の技術で、自分の味の感度をアンケートで推計し、それを基に人が感じた味を、甘みや苦味など5つの味を調合した液体で製造する。小学生が美味しくないと言ったトマトスープの味も再現できる。親が子どもの味覚を共有することで、スープを子どもが好む味に調整できる。明治大学がNTTドコモなどと共同研究している。それぞれの味の感じ方を調整することで、同じ料理を食べたみんなが味を共有することができる。鋭い味覚を持つ人と同じ味を体験できる。現在、装置の小型化を進めている。