トランプ関税が賃金に与える影響を専門家のコメントで考察。経済評論家・加谷珪一氏は、人手不足に対応するため賃上げはするものの、業績に応じて支給される「ボーナス」で調整する可能性を指摘。早ければ夏、全体的には冬のボーナスカットが考えられるという。みずほリサーチ&テクノロジーズの酒井才介氏は、賃金への影響は来年にかけて拡大。夏以降まで今の水準が続くと来年の賃上げ率は鈍化し、5%未満の可能性が高いと指摘した。TBSスペシャルコメンテーター・星浩氏は「アメリカとの交渉だけでなく国内産業への向き合いという二正面作戦を強いられる。両者が納得できる着地点を探る相当ハードな交渉になる」と指摘している。