1908年に建てられた明治5大監獄の1つ、旧奈良監獄。赤レンガ造りの建物の歴史的価値やデザインが評価され、2017年に国の重要文化財に指定された。その監獄が星野リゾート最高級ブランドである「星のや」監修でホテルとして生まれ変わると発表された。かつて看守が立っていた看守所を中心に、受刑者を収容していた収容棟が放射状に広がる構造をそのまま残している。国内初の監獄ホテル「星のや奈良監獄」は2026年春に開業予定である。5つの収容棟のうち4つが48の客室になり、残りの1棟は監獄の歴史が学べるミュージアムになるという。