野菜の高値が続いている。農林水産省は8品目のスーパーなどでの平均価格を調査し発表。すべての品目で平年を上回っていて、中でも白菜やキャベツは2.5倍以上。野菜高騰の波を乗り越えようと、皆さん工夫を凝らしている。埼玉県内にある取材したスーパーでは、野菜の価格高騰を受けて売り方に変化が。スーパー青果担当・板清英樹チーフ長は「カット野菜を必ずとなり二億ことを心がけている」と語った。高値をつける野菜の隣には、割安なカット野菜を配置。あらゆるルートを使って少しでも安い野菜を入手しようとしているという。懸命の努力は消費者も。小玉キャベツを手に取る女性は、中学生と5歳の2人の子どもを育てている。きょうの晩ごはんは焼きそばということだが、女性はもやしの焼きそば」と語った。少しでも食費を抑えようとやりくりしているが、追いつかないという。おすすめ品のチラシを見ていた70代の女性は、特売の肉にはすんなり手が伸びたが、野菜売り場では…。健康のためにも少しでも多く野菜を食べようと、年金の使い方に頭を悩ませる日々が続いているという。女性は「ロールキャベツを作りたいが、作らない。キャベツ高いから」と語った。高値が続く野菜の今後について、スーパー青果担当・板清英樹チーフ長は「今後、春キャベツが出てくる。暖かくなって、日照時間が増えて、適度な雨が降れば当然出荷も増えてくる。そこで安い値段で販売できれば」と語った。