ボツワナではゾウの個体数が減少していたため2014年に狩猟を禁止していたそう。しかし狩猟の禁止により密猟が増加したうえに狩猟許可による収入が減り、ゾウの保護に十分な資金が投じられなくなったという。そのため2019年に狩猟を再び解禁したが現在ではゾウの個体数が過剰に増加しているという。そんななかゾウに関する動きを見せたのがドイツ。ドイツは野生動物の剥製や角、毛皮などのEU最大の輸入国だという。ところがドイツ環境省が剥製などの輸入規制を強化することで密猟を減らそうとする動きを見せたという。こうしたドイツの動きに対しボツワナのマシシ大統領は「世界がゾウを保護するために我々が代償を払っている。狩猟せずにゾウと共存する方法を試してみるべきだ」としてゾウ2万頭を送りつけると脅したとCNNが伝えている。ボツワナは実際に他国にゾウを送りつけた実績があるそう。ボツワナの北に位置するアンゴラでは内戦により国内に大量の地雷が埋められるなどしていて、多くのゾウがボツワナに逃げ込んでいたという。そのためボツワナはアンゴラに地雷の撤去と移動を制限していた柵を撤去させることでゾウ8000頭をアンゴラに追い返したという、などと伝えた。