田中貴金属工業の金の小売価格がおととい、初めて1gあたり1万8000円を突破した。きょう午前9時半の発表では、1万8691円と、最高値を更新し続けている。東京・新宿区の買取専門店には、女性が6点の指輪を持ち込んでいた。女性の合計希望額は、50万円。査定額は、合計73万円だった。女性は、母の遺品であることから、1つは思い出として残し、指輪5点で58万円の買い取りとなった。智田裕一解説副委員長は、トランプ政権の政策の影響で、アメリカ経済の先行きが見通せないなか、守りの資産としての金の存在感が高まる余地はまだあるとの見方が出ているとしている。