北朝鮮に拉致され22年前に帰国を果たした曽我ひとみさんが富山市内で講演し、すべての拉致被害者の1日も早い帰国の実現を訴えた。曽我ひとみさんは46年前、19歳のときに新潟県で母親のミヨシさんとともに北朝鮮に拉致され、2002年に帰国を果たしたが、ミヨシさんの行方は今もわかっていない。曽我さんはきょうの講演で、北朝鮮での厳しい生活について語った。そして今月で93歳の誕生日を迎えるミヨシさんについて「母の年齢を考えるとそんなに長くは待てない。今この瞬間にも日本に帰ることを信じている人がいることをわかってあげてください」と話した。