人工化学物質のPCB(ポリ塩化ビフェニル)。無色透明で熱に強く電気を通しにくく、かつて世界で広く使用されてきた。68年、これを巡る健康被害の事案が発生。これ自体の製造は72年に中止されたが、これを含む機器やその廃棄物の処分はなかなか進まなかった。01年の法改正で全国5か所に処理施設が設置され、全国の事業者に対して処理を委託するよう義務づけられた。自治体による調査・行政代執行も行われ、26年3月26日をもってすべての処理が終了。低濃度PCBは今も民間で処理されているほか、事業者が気づかず高濃度PCBが使われ続けている可能性も。
国が進めてきた高濃度PCBの処理が完全に終了。現在の処理施設は期限が過ぎたあと撤去することになっていて、今後見つかった場合は国が新たに認定する民間施設で処理することになる。事業者に対しては保有判明から5年以内に処理するよう義務付ける方針。発端となった「カネミ油症」では1万4000人が健康被害を届け出たが認定患者は2392人。被害者団体は認定基準の見直しを求めている。症状では抜本的な治療法は今も見つかっていない。原因企業は資金力が乏しく被害者救済もなかなか進んでいない。近年、患者の子供世代にも親と同様の症状がみられるようになっている。
国が進めてきた高濃度PCBの処理が完全に終了。現在の処理施設は期限が過ぎたあと撤去することになっていて、今後見つかった場合は国が新たに認定する民間施設で処理することになる。事業者に対しては保有判明から5年以内に処理するよう義務付ける方針。発端となった「カネミ油症」では1万4000人が健康被害を届け出たが認定患者は2392人。被害者団体は認定基準の見直しを求めている。症状では抜本的な治療法は今も見つかっていない。原因企業は資金力が乏しく被害者救済もなかなか進んでいない。近年、患者の子供世代にも親と同様の症状がみられるようになっている。
