北朝鮮の最高人民会議は国の予算や法律改正、国家機関の人事などを決定するため年に1〜2回開催されている。北朝鮮の発表どおりきょう開催されれば今年1月以来となる。前回1月最高人民会議でキムジョンウン総書記は韓国を第1の敵対国と明記するよう憲法改正を指示したほか、平和統一などの表現を削除すべきだとしていて今回の会議ではその方針に沿って話し合うとみられる。一方韓国の通信社・連合ニュースは統一省関係者の話として、今回の会議では憲法の改正と共に1991年に署名した互いに内政干渉や政権転覆などを行わないとする南北基本合意書を破棄する可能性があると伝えている。また連合ニュースは、北朝鮮がロシアと締結した有事の際の軍事的な支援などを明記した包括的戦略パートナーシップ条約について最高人民会議で批准するかも注目されている。