自民党内で唯一、派閥として活動を続けている麻生派の研修会。麻生最高顧問は総裁選の実施を求める考えを明らかにした。総理大臣経験者の麻生氏の意向。自身の40人あまりいる派閥所属議員については1人1人の判断に委ねる考えを示している。これに先立ち、麻生派からも賛否の声が分かれた。鈴木宗男参院議員は「足を引っ張るようなやり方はいけない」。鈴木貴子元外務副大臣は「総裁選の前倒しを求める立場で発言をしてきた」と述べた。一方、全国47の都道府県連では10の機関が実施を求める方針を機関決定。もしくは実施を求める方向で意見集約をすすめている。実施を求めない方針を決定しているのはひとつだけとなっている。自民党では来週8日に実施を求める国会議員の書面の提出が行われる予定で激しい駆け引きが展開するとみられている。