北朝鮮の憲法は1948年9月に初めて制定され、金日成氏が首相に就任した。1972年12月新憲法制定、金日成氏が国家主席になった。北朝鮮の憲法は対外的に北朝鮮の目指す方向性を指し示すものとして人民の最高規範として重要視されている。毎日新聞客員編集員・鈴木琢磨さんによると「北朝鮮では最高指導者の言葉が憲法のさらに上の存在になっているためちょこちょこ変えられてきた」などという。今回の会見について鈴木さんは韓国を第一の敵とし、朝鮮半島の南北統一を諦めたことで北朝鮮の方向性。根幹が変わるとみられる。新憲法の制定に等しく「シン・北朝鮮樹立宣言のようなものだという。さらに金正恩氏の狙いについて鈴木さんは韓国との決別宣言と言えるとしている。独自の国境策定などを進め、越境行為に対しては領土・領海への侵入として対処し緊張を高めるのではと指摘。吉永さんは「日本も蚊帳の外にいることができない」、末延さんは「拉致問題もある」などとコメントした。