焦点となったのは、検察による不服申立て「抗告」。現在地裁が再審開始を決定したとしても、検察が抗告すると高裁で改めて再審をするかどうか審議する。高裁が再審を支持しても、ここで検察が抗告すると、最高裁で審議が行われて最高裁が再審を支持して、はじめて再審公判が開始するという流れ。抗告について、多くの自民党議員が再審の長期化を招くと指摘している。一方、法務省側は三審制の決定を1度の判断で覆すのは不合理だとしている。きのう提示された再修正案では、抗告に関しては原則禁止とした。ただ、十分な理由があるときにはこの限りではないとのことで、抗告の余地を残した。さらに、こうした内容を本則ではなく、付則に記載するとしたので自民党内からは反発が相次いだ。本則は本立の本体的内容で、付則は施行期日あんど本則に付随する事項だという。稲田朋美元防衛大臣は「付随するものを書くところに重要な抗告に関する規定を書くというのは法的におかしい」と指摘している。不服申立ての原則禁止は、本則に明記するのか、付則に明記するのかについて、執行部が引き取り政府と再調整し、来週以降に持ち越しとなった。今月中旬までに閣議決定が今国会提出の現実的な期限とされるため、議論がこのまま平行線だと7月中旬が会期末の今国会での成立難しくなっていくと伝えられた。
