蛎田一博さんは人材派遣ビジネスで磨いた手腕を武器に寿司業界で新風を起こしたいといい、高級でも回転寿司でもない新路線を目指している。渋谷の有楽町かきだもその1つで高級寿司店なら2~3万円する本マグロなどのコースを約1万~1万5000円で楽しむことができおかわりも自由となっている。中間層の店は少ないが、多くの人は回転寿司で満足できる中で高級寿司店に踏み出すきっかけになるのではないかと話している。採用したい企業のコンサルティングと転職希望者をマッチングする経験から、顧客の求めているものを把握しているのだという。高級素材を手頃な価格で仕入れられる背景には、高級な個人店では大きすぎチェーン店では高級すぎる魚を一本買いすることがあるという。握りやシャリの作り方はYouTubeやレシピサイトで経験を積み、修行は0日だったという。一方でエンタメ性の高いパフォーマンスを取り入れるのも特徴で、月商7000万円を超えるなどしているが、今後はニューヨークなどにも出店したいという。蛎田さんは寿司の職人は減ってしまっているが、握りの楽しさを教えて寿司の楽しさに気づく人を増やしていきたいと話している。
住所: 東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急ホテルセンチュリーサザンタワー 19F