体が痛み、赤い発疹ができる「帯状疱疹」。80歳までの3人に1人が発症するといわれている。きのう厚生労働省の部会は来年度から65歳などを対象にワクチン接種費用を公費で補助する「定期接種」とする方針を決めた。50歳以上で発症率が高いとされているが、実は今、若い世代でも増えている。原因について医師は「帯状疱疹」と「水ぼうそう」は同じウイルスが原因の病気。2014年以降、水ぼうそうワクチンが定期接種に導入され「水ぼうそう」にかかる子どもの数が減少。免疫を強くする機会が失われ「帯状疱疹」にかかる大人が若い世代も含めて増えたという。さらに、「帯状疱疹」の危険性について、免疫不全の人がウイルスが全身に感染して死亡することもあるという。鼻の先に出た場合、目の奥と神経がつながっているので失明することもあるという。重症化リスクのある「帯状疱疹」。日常生活で気をつけることは、「疲労・ストレス・寝不足などは帯状疱疹になりやすい。そういう生活が続いて1~2週間後になる方が多いので、睡眠・栄養のあるものをとるのがいい」などと話した。