東京交響楽団がバンコクで演奏会を行った。演奏会では国内外で活動する大友直人さんが指揮者を務めた。シベリウスのバイオリン協奏曲では昭和を代表する作曲家・服部良一の曾孫でバイオリニスト・服部百音も登場し、美しい音色を奏でた。東京交響楽団は、経済成長が続く東南アジアでクラシックファンを増やすなどを目的に「アジア・プロジェクト」と題した交流事業をタイを拠点に行うことになった。先月にはタイの交響楽団や大学と協力協定を結んでいて、今後合同演奏会や地元音楽家の育成に取り組んでいくという。廣岡楽団長は「アジア全体で音楽のレベル・質を上げていく」などと話した。