北朝鮮・金正恩総書記は、偵察衛星の打ち上げについて「1段目のエンジンに異常があり、失敗した」と言及し、初めて失敗について自ら認めた。金総書記は、兵器開発などを担う「国防科学院」60周年記念式典に参加。金総書記は、おととい打ち上げた衛星を巡り「1段目のエンジンに異常があり、自爆システムにより失敗した」と言及した。北朝鮮は去年、2回偵察衛星の打ち上げに失敗、金総書記が自ら失敗に言及するのは初めて。金総書記は「我々は失敗におびえて萎縮するのではなく、さらに大きく奮い立つことになる」とした上で、「宇宙偵察の能力の保有は絶対に放棄できない、自主的権利を守る闘い」などと述べ、打ち上げを再び目指すことを示唆した。